原状回復工事とは
「原状回復工事」って「リフォーム」よりはあまり聞きなれない言葉ですね。
主に賃貸物件などで退去の際に使われることが多いのですが、「はじめの状態に戻す工事」のことを原状回復工事といいます。
「リフォーム」と何が違うかというと…
建物の基礎を残したまま修繕や改築をおこなうこと
入居当時の状態に戻すこと
あくまでも「入居当時の状態」に戻すことが目的です。
ほとんどの場合、(見た目だけは)清掃で入居当時の状態に戻すことができます。
ただ、入居中に使用した設備(エアコン、ユニットバス、キッチン、洗面台など)などに不具合が出ている場合は修理したり新品交換をします。
お部屋を「衛生的に不足なく生活ができる状態」に戻すのが原状回復工事です。
洗面台が古いデザインだから新しい型番に交換しよう!とか、
エアコンをお掃除機能付きに交換しよう!とか、
これらは「グレードアップ」の範疇で通常の「原状回復工事」には求められないことが多いです。
原状回復工事に求められるのは、
品質
スピード
安価
「原状回復工事」は退去後に行います。
お部屋によって状態が異なり、入居当時の状態に戻すための工事項目も異なります。
単純に「壁紙は張替え」「床も張替え」「劣化している設備は交換」・・・となんでもかんでも工事をすることは、大家さんにとっては痛い出費となります。
新しいキッチンにしたい!壁紙も好きな色に張り替えたい!・・・という「リフォーム」とは前提条件が違うわけです。
大家さんから求められる原状回復工事は、
費用対効果
これが一番大切な要素になります。
家賃5万円のお部屋を60万円かけて原状回復工事をすると、回収するには12ヶ月かかります。
12ヶ月間は無料でお部屋を貸し出しているようなものです。
だからといって工事を節約しすぎて5万円(清掃+ちょっとの修理程度)にしても、
壁紙や床は清掃では落ちない汚れが残ったまま、キッチンも洗面台も古くさいデザインのまま・・・では
新しい入居者がなかなか見つからず空室期間が延びて(その間は家賃も入らず)困ったことになるわけです。
貸し手にも借り手にもちょうどいい原状回復工事とは、
最低限の生活をする機能(ライフライン設備)は徹底修理
交換設備はポイントを押さえて
お部屋ごとの修繕計画を立てる
このような観点を持つことが大切だと思います。
現状の家賃収入維持または向上をめざす大家さんの味方になってご提案するよう心がけています。